交流会疲れ
開業したらたくさんの方にお会いしたいと思い、たくさん交流会に参加してきました。
良い出会いもありましたが、やはり初対面の方と短時間で次々に話をするのは疲れますね。純粋なお仕事の話と思っていたら、いかがわしい集まりに誘われたり、誘われるまでは普通にお断りすれば良いのですが、やり方が強引だったりしてがっくりしました。
コミュニティのお誘い
開業したてで、人脈がないとなにかの集まりに参加したい欲はありました。
この1ヶ月で6~7回くらい交流会に参加しました。そこでよく誘われるコミュニティ。伝統ある会もありましたし、新興と思われる会もありました。伝統ある会の方は参加しても良いかなと思いました。皆さん長く会社を経営されている方が多く、人脈形成のほか、学びも多々あると思ったからです。
デメリットはやはりかなり多くの時間をとられるということです。仕事をするのに面倒も糞もないんですけど、仕事は仕事、プライベートはプライベートで分けたいので、その中間にあるような経営者交流会は、自分がどういう風に振る舞ってよいのか迷います。
父親がハブにされてたコミュニティ
父親は建築午餐会という会に所属していましたが、組織体質が古すぎると会を批判して、会のお偉方とよく衝突していました。一番聞いててひどいと思ったのは、小学生の終わりの会よろしく、集団で父親1人に対し批判することをやられたようです。小学生の時、とてもよくまとまっていたクラスにいたことがあったのですが、このやり方をやってました。先生が1人を名指し批判して、クラス全員に意見を聞く。1人が批判したら、その後の人も続々批判するといったやり方。僕はなんの疑問も持たずに批判する側に回っていたことを今でも思い出してしまいます。
長年父親は会に所属してましたから、結局こんな仕打ちを受けるなら、なんのために今まで力を尽くしてきたんだろう。と無念でなりません。
自分自身もコミュニティ所属は性格が合わない
僕自身も組織に所属すると、組織の粗を探して文句をいいがち。組織に文句垂れながら働くなら、いっそ独立してしまえという気持ちで開業したのも理由の1つです。理想があるなら自分で実現してしまった方が早い。1人でやっていると、自分のパワー不足、資金不足でできていないことの方が多く組織のありがたみを感じていることもあります。
矛盾してますが、どうせ組織に戻ったって同じように文句言ってるに違いないです。それならパワー不足でもこつこつ実現していったほうがいいのかなと思います。
自分がコミュニティ形成するのは楽しかった
20代の頃は年に1度、ライブ企画をしてバンドマン同士で交流するコミュニティを形成していました。「コミュニティ」といった名称は意識してませんでしたが。大学生の時に軽音サークルに所属していて、ここでも僕は多少問題児で、組織運営に散々愚痴を垂れた挙げ句、バンドメンバーとともに離脱しました。バンドがあればどこでもライブはできるので。ただ、ライブの運営に興味があり、自分でもやってみたいと思っていたので、複数のバンドのリーダーと連絡を取り合い、1つのイベントの成功に向けて散発的に飲み会を開いたり、プロアーティストみたいな取材企画をしたり、互いのライブを見に行ったり、小さな企画を断続的に立てていました。
なにをやるにも自分が中心で、とても楽しかったです。ついてきてくれた友人達、バンドメンバー達にはとても感謝しています。
コミュニティの負の側面
大学生から20代前半まではとにかく行動的で、今思うとかなり友人はいたと思います。自分と繋がっている友人を、他の友人達と繋げたらめちゃくちゃおもしろいぞ。と思ったのもコミュニティ形成のきっかけです。
ライブ企画にあたって、チラシの作成、ホームページ制作、イベントスタッフなどなど全部ボランティアでやってもらっていました。当時は善意ですすんでやって頂いたという認識だったんですが、今思うとやりがい搾取だよな。。。と反省することもあります。仕事が忙しい中協力してくれた友人もいました。
輪がどんどん広がって楽しかったですが、また同じようにコミュニティを作ろうか?とはなりません。大々的なイベント企画もよっぽどのことが無い限りやらないでしょう。人と人とのつながりは大切ですが、心からやりたいことならいいものの、副次的な目的で参加したくない。というか参加のモチベーションがないので、続かないと思います。続けられない気がするものはやってみようとは思わないです。
自分のコミュニティでも、神輿が軽い自分ならば、雰囲気はよくなるだろうと思っていましたが、ハブにされた人は何人かいます。集団になると、尖った者は弾かれる。僕は尖った人は好きなので、かばいきれない自分にも無力感を覚えていました。

